映画「シビル・ウォー アメリカ最後の日」の結末が意味不明すぎた。

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それは今日おこるかもしれない。


2024年10月4日に公開された映画「シビル・ウォー アメリカ最後の日」

この映画が意味不明すぎると思う人が続出した理由には、ストーリーと中心人物の行動のイメージがつきづらいからだと思われます。

筆者自身もそうでした。


映画を観る前に「これを知ってたらもっと楽しめた」という要素があったので、詳しく解説していきます。

この映画は、ストーリー以外にもにも注目して欲しいので、ぜひ劇場へ。


この記事はネタバレを含みます。

目次

「シビル・ウォー アメリカ最後の日」が意味不明な理由

「シビル・ウォー アメリカ最後の日」が意味不明と思う人が続出している主な要因は


どういう理由で、この状況になったのかわかりずらい


これでしょう。


この映画をバチバチの戦争映画として見に行くと落胆することになります。

まず知っておきたいのは、記者が戦争の中をかいくぐって、大統領の取材を試みる映画だということ。

つまり、戦場カメラマンが主役の映画です。

戦場カメラマンが主役だとわかってから行くと見やすいかと思います。


これを知ったうえで、「どういう理由で、この状況になったのか」というストーリーの前置きを知るとわかりやすくなります。

さらに勢力図、主役たちの行動ルートも紹介していきます。

「シビル・ウォー アメリカ最後の日」物語のあらすじ

この映画の物語の背景には以下の設定があります。

あるファシスト、つまり独裁主義な大統領が3期目の大統領任期のために憲法改正をしたことで、アメリカの分断と独立論が高まった。

独裁的な大統領に対して独立を目指す勢力と、その勢力を鎮圧するために武力行使する大統領。

まさにアメリカが内戦状況にあった。


そもそも現在のアメリカでは、大統領の任期期間は「最大で2期で8年まで」と憲法で決まっています。

このルールを改正して、3期目の大統領になろうとしたことで、市民の怒りを買ったことで内戦となったわけです。


この映画がアメリカ本土で大ヒットした理由には、「憲法改正をおこない3期目」を目指すといった人物が現在いるから。

それは今年11月の大統領選に共和党候補として戦うドナルド・トランプ氏。

現実味があるゆえに物議をかもしているからこそのヒット作品となっています。


さらにおもしろいのがその勢力図です。

「シビル・ウォー アメリカ最後の日」の勢力図

シビルウォー勢力図

大雑把に勢力図がこのような感じ。

現在のアメリカ合衆国は50の州のからなる連邦政府となっています。

その中から19の州がアメリカ合衆国から離脱しているという設定。

19の州のうち、カルフォルニア州とテキサス州からなる西部勢力、フロリダ州やジョージア州などからなるフロリダ同盟のそれぞれが政府勢力を次々と倒していき、ワシントンD.C目前に迫っていました。


この勢力の中で物語の中心となってくるのが、西部勢力=WF(WESTERN FORCES)

カルフォルニア州とテキサス州が手を組んでいるという点がおもしろい。


現在のカルフォルニア州は、民主党支持の「ブルー・ステート」と呼ばれています。

反対にテキサス州は、共和党支持の「レッド・ステート」と呼ばれています。


支持層が反対の州が手を取り合って、政府軍に立ち向かうのはロマンですよね!

ただ、ロマンとはいえど、独裁的な政治を強いたら現実味を帯びるのかもしれません。


このように勢力圏が分かれているものの、主役たちの行動ルートで出会う人たちが、どの勢力に属しているか不明なことが多いです。

これも意味不明な理由となっているのかもしれません。


ここまでがストーリーの前置き。

ここからは、映画本編について。

この映画は戦場カメラマンが主役の話だというのは前述の通り。

本編では、西部勢力が大統領にたどり着く前に、取材しようぜ!といった流れで、取材の旅が始まります。

映画を観るとアメリカを横断するような移動をしたように思えますが、地図で確認すると驚きました。

主役たちの行動ルート

筆者は地理が得意ではないので、主役たちが巡ったルートは以下のような感じだと想定していました。

シビルウォー予想ルート

映画鑑賞後に実際の地図で確認してみると驚きました。

日本の都道府県の配置はわかっていても、アメリカの州の配置を完全把握している人は少ないのではないでしょうか。

映画本編で主役たちが旅するルートがコチラ。

シビルウォー現実ルート

思ったよりも短い!

日本のイメージで考えていた筆者でしたが、予想以上に小さい範囲でした。

それもそのはず、西部勢力がワシントンD.C目前まで迫っている状態でのスタートなので、それはそうだろといわれてもおかしくなかったようです。

映画本編では、ワシントンD.Cまでのルートの距離が字幕として表示されましたが、まさかこのルートであの距離とは…。

「シビル・ウォー アメリカ最後の日」のみどころ

どういう理由で、映画本編へつながる状況となったのかをここまで解説しました。

これをふまえた上で、映画をみると楽しめるはずです。


実際に映画をみるうえで、みどころを紹介します!

一部ネタバレとなっているので、映画の内容を知りたくない方は「まとめまでスキップする」ことをおすすめします。

音の表現力

アメリカの内戦を描いている作品ですが、とにかく音がすごい!

映画のスタートで、四方別々の箇所から音が鳴ります。


もっとも注目すべきは「銃声」でしょう。

戦争のさなかを取材するので、銃声は当たり前ですが、ここぞというときに来る音がやばいです!

要所要所で、聞くことになる銃声がより恐怖を増すことになるでしょう。


恐怖を増すとはいえど、ポップな雰囲気のbgmが流れる場面も。

これは、人は残虐な場面に遭遇した時にショックを受ける反面、興奮するような気持ちが生まれるという表現なのかもしれないと思いました。

実際に取材クルーの中で「ジョエル」という人物がいるのですが、銃撃戦をみて興奮していることを示すセリフを発します。


少し大きな音がするのでご注意を。

なにと戦っているのかわからない

ワシントンD.Cへ向かう途中のとある農場で狙撃を受けるシーンがあります。

遠方の屋敷から銃撃をうけたため身を隠すのですが、迷彩服を着て狙撃態勢の2人と出会います。


狙撃態勢をとる2人に所属や指揮官、敵が誰なのかを問います。

しかし、2人は狙撃に集中したまま

「所属も敵が誰なのかわからない、ただ撃たれたから俺たちも奴らを狙う」

とだけ答えます。


この答えに主役たちは困惑します。

なにと戦っているのかわからないけど、撃たなければ撃たれる。

この映画のメインストーリーである政府への反乱の本質にかかわる重要なシーンだと思いました。

現実味のある世界観

映画公開前のPVで話題になったシーン、迷彩服を着ている赤いサングラスの男との会話

「我々はアメリカ人です」

「どういうアメリカ人だ」


アメリカ人の中にも種類があるという表現のようなシーンでした。

政治的な思想の違いから暴動が起きたりするアメリカでは、かなり現実味のある話だと思いました。

このシーンは本編の中でもかなりドキドキするシーンでもあり、残虐な部分が垣間見える重要なシーンでもあるといえます。


分断されたアメリカというのも、大統領選前のアメリカの状況をみても現実味がありますよね。

「シビル・ウォー アメリカ最後の日」が意味不明まとめ

「シビル・ウォー アメリカ最後の日」が意味不明と思う人が続出したのは、物語がはじまる以前のどういった理由で、この状況になったのかわかりずらいからという結論となりました。

どういった理由で、この状況になったかについてはこちらで解説しています。


この映画の結末の意味、伝えたかったことはいくつかあると思いますが、筆者が思ったこと1つを紹介します。


・「ジャーナリズムでは戦争は止められない


「ペンは剣よりも強し」と言った人間は、おそらく自動小銃を見たことがないんだろう。と過去にいわれた方がいます。

まさにこれだな。と思いました。


この映画は戦場カメラマンのお話しですが、戦争の現実をいくら報道したところで、戦争が終わるわけではない。

撃たれたら終わる。だから、撃ち返さないといけない。


なにを思うかはひとそれぞれ。

この映画の結末に対してあなたは何を思うか。

ぜひ劇場へ。

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詳しくはコチラの記事で解説しています。


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