あなたにはこの家の異常さがわかりますか?
YouTubeのとある動画がきっかけで大人気となった、ミステリー「変な家」がついに映画化!
3月15日に公開された当日に鑑賞してきた感想を紹介したいと思います。
原作が「わかるとゾクッとする」ことで話題となった「変な家」
映画版では実際どうなの?と気になりますよね。
ちょっと怖そうだから、事前に情報を知っておきたい!という方の参考になればと思います。
ちなみに原作はミステリー感強めですが、映画はホラー感強めでした…。
物語をカンタン解説
この記事の筆者は、YouTubeに投稿されている「【不動産ミステリー】変な家」シリーズと小説版「変な家」を鑑賞および購読済みの上で、映画を観ました。ですが、事前情報なしの方がより楽しめる映画かもしれませんね。
さて、実際に映画を観たからこそわかる物語をカンタン解説!
”雨男”の名前で動画クリエイターをしている主人公「雨宮」は、ある日マネージャーから一軒家の間取りが”変”だという相談を受ける。ミステリー好きの設計士「栗原さん」にこの間取りについて意見を聞いてみると、ある事に気が付く。そんな時に、この「変な家」について心当たりがあるという人物「柚希」から連絡が入る。雨宮と柚希が会ったことをきっかけに次々と明らかになる衝撃の真実。あなたは「変な家」の秘密と衝撃のラストを知ることになる…。
ホラー系YouTuberをしている”雨男”こと雨宮が、とある一軒家の”変”な間取りを調べるところから物語は始まります。
この映画では、変な間取りが4つ登場します。
なぜこのような間取りなのか?謎解きをするミステリー。
間取りの謎に迫っていくにつれて次々と明らかになる衝撃の事実と恐怖による、ホラーとサスペンス。
この映画は、ミステリー、ホラー、サスペンスの3つが要素として入っています。
イメージしずらい!という方にこの映画の内容を紹介するとすれば、「ほんとにあった怖い話」という番組あるじゃないですか?あれをもっとリアルで現実にありそうな怖さのエピソードと思っていいと思います。
なので、某番組をみることができない!という方でもし鑑賞しようとしている方は、ちょっと覚悟しておいた方が良いかも。
あ、「変な家」はフィクション作品ですよ。
映画を実際に見た感想
実際のとこ映画はどうだったかの感想についてですが、「怖かった…」
このあと紹介しますが、原作では謎解きをして明らかになる衝撃の事実に驚くミステリー強めの作品ですが、映画「変な家」は謎解きはもちろんしていきますが、そこで明らかになっていくことで起こる出来事がホラー感強めとなっており、ここが怖かった…。
ちなみに原作となっている変な家シリーズは原作者のYouTubeチャンネルにて公開されており、映画で最初に登場する間取りはYouTubeで公開されている間取りです。
ホラー映画でよくある「大きい音で脅かす」といったシーンもあるのでそういうのが苦手という方は注意です。数える程度ですがね。
ちょっと驚いたのですが、「変な家」の間取りの謎を解いていくのが意外にあっさりと終わります。原作を知っているだけに「え?こんな簡単に終わるの?」と思っていたのは束の間。その事実からわかっていく様々な出来事によりどんどんホラー感が増していき、最後にわかる衝撃の事実には鳥肌が立ちましたね~!
ただ、やはり原作がミステリー系ではある。映画のラストで「そういえばあれどういうこと?」と思っていたことの真実が明かされ、まさに「わかるとゾクッとする」瞬間でした。
個人的な感想としては、「こんな話リアルにありそう…」といった現実にありそうな話だったので、恐怖感が増していたのだと思います。
まとめますと、ホラー感強めの作品となっており、一般的には”怖い”映画といえるでしょう。
ちなみに原作はここまで怖くなくて、謎を解いていくことでわかる事実にどんどんハマります。
おそらくですが、怖いけどこの謎解きでわかる事実に引き込まれる方が多く、人気な作品となっているのでしょうか?
映画「変な家」の原作
映画「変な家」の原作は、インターネットを中心に活動するホラー作家の雨穴(うけつ)さんが執筆した小説「変な家」が原作となっています。
この小説に登場する間取りが実際に映画に登場します。
しかもこの小説、「2023年最も売れた小説※1」となるなど大ヒットした作品なんです!
※1 日販調べ単行本フィクション部門
実は作者の雨穴さんのデビュー作が「変な家」で、デビュー作からヒットを飛ばしたわけです。
そもそも雨穴さんはオモコロというwebメディアで活動されていた作家さんで、オモコロにて「【不動産ミステリー】変な家」を投稿後、YouTubeにて作者さんが実際に語りながら話を進める動画をアップロードしたことで大反響を呼びました。
この大反響から、小説化、漫画化されるなどして映画化に至ります。
小説化したことでさらに反響を呼んだようで、新たなシリーズ「変な家2」も発売されています。
どの作品も謎を解いていくことでわかる衝撃の事実に戦慄します。
読めばなぜこんなにヒットしているのかがきっとわかるはずです!
小説を買う前にどんな話なのか確認しておきたい方は、オモコロまたはYouTubeに投稿されている「【不動産ミステリー】変な家」をご覧になることをおすすめします。
小説で序章として紹介されている間取りを知ることができます。どちらも無料です。
ちなみに両方ともほとんど同じ内容ですが、終わりが若干違います。ほんの少し。
映画「変な家」みどころ
この映画「変な家」のみどころは、フィクション作品にもかかわらず実話で実際にありそうなところ。
原作がヒットした理由のひとつであろう、本当にありそうな数々のエピソード。
これが、映画ではさらに色濃く出ていて「これ実際にありそうじゃね?!」と思えました。
まさに「まじもんじゃねーかこれ!!!」
4つ間取りが映画で登場しますが、うち3つはなぜこの間取りの設計となっているかについて紐解いていきます。
そして、話が進むにつれてなぜそのような間取りとなっているのか、主人公たちの予想とその間取りにした本当の理由について徐々に明かされていくところがみどころ!
また、話の途中でとある事件が関連してくるのですが、その事件の結末と衝撃の真実に驚くことになると思います!
前項でも書いているかもしれませんが、とある疑問の答えが明かされる衝撃のラストには戦慄しましたね。
ぜひ、映画「変な家」を観ていただいて確認してほしい。
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映画「変な家」感想まとめ
映画「変な家」の感想としまして、良い意味で期待を裏切ってきた作品でした。
原作から、わかるとゾクッとする作品なんだとうな~と思って見に行ってみたら、わかるとゾクッ!とすると共に実際にありそうなことで恐怖感が増した作品でしたね。
ちなみにホラー映画でよくある「大きな音でびっくりする」という部分もあるので、怖さが増しているのかな?と思いました。
ネタバレになりますが、映画に登場する「お面」がシンプルに怖い。
いままで何気なく見ていましたが、「こんな雰囲気で出てきたらこえーよ!」と思えるお面でしたね~。
この「お面」についてはぜひ映画を鑑賞していただいて確認してくださいね!
原作が「わかるとゾクッとする」ということで話題となりましたが、映画でもわかるとゾクッとするタイミングがあります。
そこも楽しめる要素のひとつかもしれませんね。
ちなみに原作と映画では若干、話が違ってくるので原作を知っている人からすると「ちょっとちがうな~。」と思うかもしれませんね。
原作は、主に間取りの謎を解いていくミステリー作品ですが、映画はミステリー、ホラー、サスペンスが含まれています。というか、ホラーサスペンス強め。
原作ファンは違和感を感じるかもしれませんが、その”違和感”を楽しんでみるのも醍醐味かと。
ある家の間取りの異常さ。家中にそこかしこに奇妙な”違和感”が存在することに気づく作品なのですから。