ダムマネーウォール街を狙え!の原作は?モデルとなった人物はだれ

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映画「ダム・マネー ウォール街を狙え!」は実話をもとに製作された映画として、公開されました。

この映画の原作を紹介すると共にモデルとなった人物を紹介します。

この記事にはネタバレが含まれています。

目次

物語をカンタン解説

ムービーミュージアム管理人が、実際に映画を観たからこそわかる物語をカンタン解説!

コロナ禍の2020年にアメリカの株式市場でとある熱狂が起きた。この熱狂を引き起こした人物は何の変哲もない男”キース・ギル”。ゲームストップ社の株を全財産を使って買い集め、同社の株が過少評価されているとネット上で訴えかける。すると、キースの主張に同調した多数の個人投資家たちがゲームストップ株を買い始め、とんでもないことが巻き起こる。キースと個人投資家たちの運命はいかに…

コロナ禍で実際に起きた”ゲームストップ騒動”描いた同作品。

コロナ禍に起きたことということで、日常でマスクをつけて顔をみて話すこともできない世の中となっていた時に、盛り上がっていたのはネット上の世界でした。

難しいかな?と思う方でも大丈夫!株式投資をやったことがない方でも、当時の状況をうまく描いている作品なので楽しめると思います。

また、これから株式投資をはじめようとしている方にも参考になる映画ともいえるでしょう。

ダムマネーの原作

映画「ダム・マネー ウォール街を狙え!」には原作が存在します。

アメリカのベストセラー作家のベン・メズリック著書の「The Dumb Money」が原作です。


ベン・メズリック氏は過去に執筆している作品「facebook 世界最大のSNSでビル・ゲイツに迫る男」も2010年に「ソーシャル・ネットワーク」として映画化されています。

2作品もの映画の原作を執筆しているベン・メズリック氏は、著名な作家といえるでしょう。

同氏の作品は、お金が絡む作品が多く”株”以外にも仮想通貨に関連する作品など、実話をもとにノンフィクション作品を多く執筆しています。

ダムマネーの登場人物のモデル

映画「ダム・マネー ウォール街を狙え!」は実話をもとに製作されているので、登場人物も実際に実在する人々です。

これは個人的にですが、主人公の「ローリング・キティ」ことキース・ギルの再現度が高くてびっくりしました。

服装はもちろんですが、顔から髪型まで似せていてびっくりしましたね…。

それでは、この映画の中心人物となってくる3人をご紹介します!

「ロビンフッド共同創業者」ブラッド・テネフ

ロビンフッドとは、実際にアメリカで個人投資家に人気となっている株式取引アプリです。

日本でいうネット証券ですね!

この「ロビンフッド」の共同創設者の1人として映画に登場する人物がブラッド・テネフです。


ブラッド・テネフのモデルとなっているのは、米国企業のロビンフッド・マーケッツCEOであるウラジミール・テネフ氏。

そう、実際にロビンフッドのCEOを務める方がモデルとなっているんですね~!


映画内では、個人投資家たちがゲームストップ株を買うために利用していたアプリがこの「ロビンフッド」でした。

実際に株を買うシーンで、緑背景の画面に白い羽が移るシーンがありますが、それがロビンフッドです!

当時、このアプリ「ロビンフッド」を利用して取引を行う投資家を「ロビンフッダー」と呼んでいました。

このロビンフッダーは、若者や投資初心者など投資に関する知識が少ない人が多く、ギャンブル感覚で株式取引をしていた方が多かったようです。

主人公のキース・ギルの主張に同調した個人投資家(ロビンフッダー)たちがゲームストップ株を買い続けたことで、とんでもないことが起きるのです。

そして、ロビンフッド共同創設者のブラッド・テネフにもとある出来事が…。


「ヘッジファンドマネージャー」ゲイブ・プロトキン

この映画の問題の中心となる、ゲームストップ株を空売りしているヘッジファンド「メルビン・キャピタル」を創設したのがゲイブ・プロントキンです。

映画本編では、冒頭から登場するあの人です!

本編冒頭シーンの空き家?の豪邸で電話をしていて、ゲームストップ株の株価が急騰している連絡を受けて焦りながら走ってパソコンへ向かうあの人です。


このゲイブ・プロトキンのモデルとなっているのは、メルビン・アセット・マネジメント創設者のゲイブ・プロトキン氏。

そうなんです。モデルは、実在する人の名前そのままなんですね。

これまたおもしろいのが、映画内のゲイブと実在するゲイブの髪型が全く同じなんです。

そこまで似せにいくのか!?と思うとともに少し笑ってしまいました。


さて、このゲイブ・プロトキンは実際にゲームストップ株を空売りしていましたが、キースと個人投資家(ロビンフッダー)たちがゲームストップ株を買い続けたことで、株価が上昇し損失が出てしまったことで大変なことになります。

空売りとは、株価が下がること予想したときに株を借りて売ることで利益を狙う手法です。

つまり、株価が下落すれば利益になりますが、株価が上昇すると損することになるなります。

映画では、ゲームストップの株価が上昇を続けるたびに「今日はいくら損した」といった頭を抱えるシーンが描かれています。

「ローリング・キティ」キース・ギル

この映画の主人公である「ローリング・キティ」ことキース・ギル!

このキース・ギルのモデルとなっているのは、YouTubeに動画投稿をしていた
「Roaring Kitty」ことキース・ギル氏。

主人公も実在する人物の名前をそのまま使用しているんですね~!


映画では、赤いハチマキを巻いて猫のTシャツ姿でYouTube配信をする姿が描かれていますが、そのシーンの元ネタとなっている動画が実際にYouTubeに残っています!

しかも、「Roaring Kitty」というチャンネル名で!

そんな映画にも登場するシーンのYouTube動画がこちら。


再現度たっか!!!

どうですか?!映画で見たままではないでしょうか?

まさかのマイク色まで同じという…。

個人的に登場人物の中で1番再現度が高いのでは!?と思うくらい似てると思うのですが、いかがですか?


そんなキースは、映画でゲームストップ者の株を全財産を使って買い、YouTubeやネット掲示板を使って同社が過少評価されていることを訴えかけます。

株価の確認やスプレッドシートを使うシーンが描かれていますが、これもYouTubeに動画として残っています。

そう、本当にあった出来事なのでそのまま残っているんですよね。

歴史的大事件の中心人物のとった行動がそのまま残り、後世にも伝わり続けることが想像できます。


こうして、ネット上で訴え続けることで、ゲームストップ社の株価は急騰し一躍時の人となるのだが….。


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ダムマネーの原作とモデルまとめ

「ダム・マネー ウォール街を狙え!」は、ノンフィクション作品をもとに製作されたこともあり、実在する人物が多く登場します。

原作とモデルとなっている人物を3人紹介しました。


この記事では、モデルとなった人物を3人だけ紹介していますが、映画本編では数多くの実在する人々が登場します。

ヘッジファンドへ出資している大富豪も実在していますし、ロビンフッドのもう1人の共同創業者も実在しています。


2020年末から2021年初頭に起きた事件ということで、当時を知る方も多いはず。

仮に株式投資をしていなくても、コロナ禍を経験した人であれば確かにこんな感じの生活だったかも。と思うこともあるかもしれません。

また、これから投資をはじめようと考えている方や勉強したい方にもおすすめの映画です!


ちなみに別記事にて記事制作にご協力いただいた投資家のぎんカブ様によれば、この映画で起きた、「ショートスクイズ(踏み上げ)」は今でも起きる可能性は十分にあるそう…。


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